管理人の日々の日記。 普通な日記からヲタクな日記、私信までもが入り乱れる暴露場です。 そして、予告もなく腐女子用語入り乱れたり、ナマモノの内容になってしまうことも… 読まれる際は充分ご注意ください。 テンション故、誤字・脱字あるかもしれませんが見つけた時はどうか見逃してやってくださいm(_ _)m コメントも大歓迎ですvv
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あわわ、お菓子を投げつけないでください(汗



はろうぃんです…
なのでちょっとした小説を書いてみました。
朝にぱっと思いついたので文章がなってないです。
そして新連載『JEWEL』の本編に入れようと思っていたやつなのでネタバレとかは嫌やなぁ…って言う人は見ない方がいいかもです。
実際に本篇にまだ登場していないキャラとかも出てきています。

これはこれで楽しんでいただけたらいいなとおもって書いてみました。
よっしゃ見てやろうじゃない…と思われた方々はお菓子の用意をして先へ進んでください。



















【簡単な登場人物】

・島  若葉…言わずと知れた本篇ヒロイン。立海大附属高校1年。訳ありで仁王の家に居候中。仁王に片思い?
・新島 早雪…若葉の友達、立海大附属高校1年。ほんわかとしたお嬢タイプ。真田の初恋相手。現在ラブラブ中?
・小野島 雫…若葉の友達、立海大附属高校1年。男勝りな剣道部所属。テニス部が嫌いだが…
・本庄 雅成…若葉たちの担任。元立海の生徒(今回は名前のみ)
・遠山 揚羽…保険医。元立海の生徒(今回は名前のみ)
・言わずと知れた立海テニス部御一行(-赤也)


高校1年生設定なので赤也はいません、残念。
そして幸村の扱いが…苦笑






 





今日はハロウィン。
生徒会の企画で午後の授業を丸々潰しパーティを開催するのが、ここ数年の行事となっていた。ハロウィンパーティは生徒だけでなく先生も仮装をして持ち合ったお菓子を配りあうというものだった。
午前中までは制服に身を包んだ生徒たちだったが、お昼を挟んで一変、華やかな衣装に着替えていた。ハロウィンに囚われることなく、どこかの民族衣装と言えるようなものがあったり、何かのキャラクターだったり、執事やメイドだったりと様々であった。
もちろんこの日を一番待ち望んでいたブン太は一人テンションが上がっていた。

「…で、ブン太の格好は何?」

「見てわかるだろ、王子様だぜぃ」

確かに中世欧州の貴族の格好なのは見てわかった。
しかし幸村が聞きたかったのは明らかに王子様の格好には不釣り合いな…

「なのにウサ耳はおかしいじゃろ」

「くっ、クラスの女子に無理矢理つけられたんだよ」

腹を抱えながら笑う仁王に突っ込まれたくなかったことを言われたブン太は自分の頭についているフカフカの耳を触った。

「へぇ~けっこう似合ってるじゃん」

テニス部御一行の後ろから声がし、全員が振り返ると若葉、早雪、雫の三人が立っていた。
もちろんそれぞれ仮装をしている訳だが…真っ先に魔女の仮装をしている早雪に真田が反応した。
 
「そんな短いスカートなど履いて、変な奴に捕まったらどうするんだ」

お前は父親か!と突っ込みたくなるが真田では仕方ないと、皆黙ったまま傍観していた。
また真田の初恋伝説が作られるかもしれないと期待しながら―――――

「その時は…真田君が守ってくれるんですよね?」

「むっ、むろ「弦一郎は一緒に歩いて集中できない可能性87%だ。俺にしておけ新島」

守ってくれると聞かれたら真田は「はい」と答えるしかないだろう。それ以前に自分が好意を抱いている相手だ、断る理由などない。
だが、このようなシチュエーションに不慣れな真田は自分よりも背の低い早雪に首をかしげながら見上げられただけで顔が真っ赤である。それでも懸命に言葉を紡ぐが、その勇気もあっさりと柳に取られてしまった。
これは見物だと言わんばかりに興味津々の御一行を余所に三人の会話は続いて行く。
柳の誘いに早雪は優しく微笑むと真田の横に立ち、腕を組んだ。

「真田君が恋愛に関して不慣れなのは知ってます。その様な所も含め好きなのです」

「ふっ、完敗だな」

あっさりと二人の仲を見せ付けられてしまった柳はこの場を引かざるをえなくなってしまった。
仲睦まじい早雪と真田の姿を見ながら若葉は笑っていた。

「早雪、真田君のこと好きだねー」

「はぁ…何で真田なんだ」

笑顔の若葉とは反対に雫は深いため息をついた。
ことが一段落して二人に近づく影が一つ。

「若葉ちゃん」

「幸村君…」

振り返った時は満面の笑顔だった若葉の表情が驚きのものに変わり、自分の名前を呼ぶ声が段々と尻すぼみに小さくなっていく声に幸村は不安そうな表情を見せて首をかしげた。
その表情で幸村が何を思ったのか理解した若葉は慌てて首を大きく横に振った。

「ごめんなさい、すっごく似合ってたから驚いちゃって…」

「ふふっ、ありがとう。若葉ちゃんもとても似合っているよ」

褒めあう二人の格好だが幸村は吸血鬼、若葉はメイドの姿をしていた。そしてどこか嬉しそうに若葉を凝視する幸村の視線に気がついた若葉は恥ずかしそうに顔を真っ赤にして視線をそらすために俯いた。
そんな挙動が可愛くてついつい苛めたい衝動に駆られた幸村は若葉の耳元で囁いた。

「このまま連れ去って行きたいな」

「えっ…」

「やめんしゃい」

突然自分の耳元で囁かれた若葉は思わず顔を上げるが、目の前には幸村の顔。しかし仁王に引っ張られたことによって幸村は上体を起こさなければならなかった。
気にしないようにと避けていた仁王の姿を目の当たりにして若葉は声も出なくなっていた。

「仁王君、執事なんだ…」

「あぁ…お揃いじゃな」

執事とメイド、枠組みとしては同じ部類にはいる。特にこれを着ようなどと言っていなかったので似たようなものを選んだことに若葉はとても喜んだ。二人の気持ちは周りも気づくほどである。さっさと付き合ってしまえばいいのにと思うのだが、諦めの悪い男、幸村がそれを許さず今もこうしてちょっかいばかりかけている。
仲のよろしい姿を見せ付けられた雫は真田から早雪を、仁王と幸村から若葉を引き寄せた。

「生憎だけど二人はまだ渡さないよ。今から本庄先生と遠山先生に会いに行くんだから」

「そうだった!!」

「若葉が言い出したんでしょ」

雫に叱られながら三人はテニス部御一行の前から去っていったのだった――――――――――





(中略)





このハロウィンパーティが最も盛り上がるイベントは最期を飾る体育館でのダンスパーティだった。
今回のこの十五分程度の時間の為に体育で簡単なステップを習うくらい本格的なものだった。ここで踊ったカップルは永遠の愛を約束されるという嘘っぽい噂まで流れる始末であった。
参加は自由なのだが体育館には多くの生徒が集まってきた。独り者はこの場を利用して相手をつかまえようと考える人もいる。
若葉たち三人も体育館へ到着し、中の熱気に驚くばかりであった。
そして人混みの中から真田が歩いてき、早雪の前で立ち止まると手を差し出した。

「新島…俺と、踊ってくれるか?」

いきなりのことに驚いた早雪はどうすればいいのかと二人の方を向いて無言で訪ねた。
若葉と雫は分かっていたかのように大きく頷いた。二人の後押しもあり、早雪はもう一度真田の方を向くと差し出された真田の手に自分の手を乗せた。
言葉にしなくてもそれが肯定の合図、二人は楽しそうに体育館の中央へと向かっていった。
その二人の姿が消えるまで見送り、邪魔にならないように若葉と雫は壁際に寄った。
すると時間になったのか、体育館中に音楽が鳴り響き音に合わせダンスが始まった。踊っているカップル達は本当に幸せそうで若葉は少し羨ましかった。
それから何人かの男子生徒に声をかけられたが二人は断り続けた。若葉は一応待ち人がいるのだが雫はそうではない、自分に合わせてくれているのなら気にせず楽しんできてほしい。

「雫は行ってもいいんだよ?」

「若葉を一人置いて行くわけにはいかないでしょ…ったく、仁王でも幸村でもどっちでもいいからさっさと来なさいよ」

「仁王君はきっと来ないよ」

「どうして?!」

「何となく…そんな気がする」

寂しそうに言う若葉に雫は何も言えなかった。そしてまたもや二人に近づく影が一つ…
二人の名前を呼ばれて顔を上げれば、そこには柳生の姿があった。

「お二人とも壁際の花ではもったいないですよ?」

「雫、行っておいでよ」

「でも…」

「柳生君、雫をお願いね」

「わかりました。…島さん」

「はい…」

「仁王君を信じてあげていてくださいね?」

それだけ述べると柳生は雫に手を差し出した。さすが紳士と呼ばれていただけのことはあってその身のこなしは手慣れたものだった。
何か気恥ずかしそうに「テニス部なんか嫌いだから」などと言っている雫に柳生は「構いませんよ」と大人な発言を残して二人は大衆の中に入って行く。
ダンスはそろそろ終盤になってきた頃だろうか…柳生の言葉を信じて若葉は仁王が来るのをずっと待っていた。




*****



体育館のそばにあるベンチに仁王は腰かけて座っていた。
するとそこに幸村が前から歩いてきた。てっきり体育館にいるのかと思っていた仁王は少し意外だと驚いた表情を見せた。幸村は仁王の正面で足を止めた。

「行かなくていいのかい、もうすぐ終わるよ?」

「俺はあぁいうとこは苦手じゃき」

「若葉ちゃんは待ってるよ?」

「・・・・・・」

無言の仁王に幸村は決心し、言い放った。

「やっぱり君には若葉ちゃんは無理だ、前の人と存在を被らせている時点で…」

「幸村知って…」

「俺が知らないとでも?…じゃぁ、俺は行くよ」

そうして幸村は急いで体育館へと向かっていった。





*****






現在体育館にはウィンナーワルツが流れていた。踊り手が次々と交代していく中、若葉はずっと壁際にもたれかかり想い人の到着を待った。一人になってから余計に声をかけられるようになり少々いらだちも見せ始めたころ、幸村が現れた。

「若葉ちゃん…ずっと待ってたの?」

「幸村君…う、うん」

「仁王は来ないよ」

今まで散々待ち人は来ないと言われてきたが信じなかった。だが幸村の言葉だと若葉の心情が揺らぐ、本当に仁王はここに来ないのではないかと…
そうして手を差し出してくる幸村の表情は今までに見たこともないくらい真剣なものだった。
仁王が来ないのであれば見知らぬ男と踊るくらいなら幸村と踊りたい…そう思って手を差し伸べようとした時だった。
横から勢いよく手を掴まれた。その方向を見ると服を乱し、絶え絶えに肩で息をしている仁王の姿があった。
仁王は若葉の腕を掴んだまま幸村の方を見た。

「こいつは渡さんき」

そう言って若葉を連れて体育館を出ようとしていた。
若葉は何がどうなっているのか分からず、ただ仁王に連れて行かれるがままになっていた。
しかし体育館を出た所で仁王は足を止めた。
仁王が来てくれたことが本当にうれしくて、若葉は足を止めた仁王の背中に向かって話しかけた。

「来てくれるって信じてたよ…」

「最後幸村に靡きよったのにか?」

「うっ…ごめんな「謝らんでよか、迷ってた俺が悪かったんじゃき」

そう言って振り返った仁王は若葉の腕を掴んでそのまま自分の方へと引き寄せた。
もちろん仁王の胸に飛び込むような形になった若葉を仁王はしっかりと抱きとめた。

「俺はもう少しで大切な者を失いよった…」

「仁王…君」

「若葉好きぜよ」



仁王の告白と同時にまるで二人を祝福するかのように、体育館では終わりを知らせる挨拶を終え残っていた生徒たちの拍手喝采が鳴り響いていたのだった――――――――――――――









Fin








*******

なんとか31日内に終わった…orz






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